2021年田んぼ日誌⑫草管理②いもち病を疑った
原村で1反ちょっとの田んぼを非農家の5家族でシェアしてお米作りに真剣に取り組んでいるシェア田んぼ。
田んぼは5年目、本格的な取り組みは2年目となります。
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田植えから2週間。またまた「とるわくん」で草管理です。
この時期は、毎週こまめに草管理をしていくことで初期除草をしっかりやり、後々の管理を楽にしていくのです。
そして、毎日の水見も当番でやっていますが・・・
草管理の前日に朝、見に行ったオットが、「いもち病じゃないか」といいだしたのです。
いもち病・・・昨年、穂いもち病になってしまい、半分くらいの収穫量になってしまった、あのいもち病。
昨年は、今までの経験から病氣なんて思ってもいなかったので全く氣にしてなかったのですが、昨年の経験から「いもち病!!」と敏感になります。
草管理当日。稲の状態をよく観察します。
うむむ・・・斑点っぽい感じも、いもち病か・・・
また、一枚の田んぼは、めちゃくちゃ藻が発生し、まだ小さい苗たちは藻が覆いかぶさって沈んでしまい、溶けてなくなってしまってました・・
前途多難です・・・
強い苗づくりが本当に大切なんだと身に沁みます。
しかし、いもち病にならないよう、温度管理もかなり氣を使って、なるべく高い水温を保つように氣をつけていたのに、もしいもち病だったとしたら、やはり育苗中の環境が悪かったとしか原因がみつかりません。
家庭でうまく育った苗も一部カビが生えたことがあり、ミネラルを使って撃退したものの、残っていたことは十分考えられます。
もしくは、好気性菌を2回ほど撒いているので、米ぬかの栄養分が過多になってしまったのか。
ぐるぐるみんなで考えますが、対策としては、いもち病になってしまったあとの対策はあまり有効なのは見つからず、無農薬でやっている田んぼは絶望的・・・
みんな心折れかけましたが、とにかく、育苗中でカビを撃退させたミネラルを散布してみようということで、一本一本に散布して、水にも撒き、アドバイザーとなってくださっている方に写真を送って返信を待ちました。
いもち病ではないと思います。
活着が安定するまで弱い稲だと枯れたようになりますが、しばらくすると元気になりますので・・・
と返信をいただき、一抹の不安は残るものの、ほっと一安心。
藻も、今の段階では稲にとってはどいてもらったほうがいいと判断し、草管理と藻の除去を行いました。
捕植するにも、まだ苗が充分な高さでないものが多く、本当に前途多難です。
・・・しかし、何事も学び。
一つ一つ受け止めて、進んでいきたいです。
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