2020年田んぼ日誌⑦稲刈りと、機械の壁。からの手伝う屋 ほく杜さん

2022年4月16日

こんにちは。八ヶ岳西麓・長野県原村は、多くの田んぼが黄金色になり、素敵な景色が広がる季節になりました。

朝晩は氣温が一桁になる季節でもありますが・・・

 

その後、草管理も、とてもうまくいき、無事に出穂しました。

ところどころヒエがでてきてしまったところはありますが、生育にそこまで影響なかったですね。

よかったよかった。

 

で、今回の稲刈り→脱穀の流れでスケジュールを組むにあたり、大きな壁にぶち当たりました。

田んぼをお借りするときに、そうはいっても田んぼ4年目のわたしたち。

流れは意識していたのです。

 

収穫、脱穀は作業委託したいなと。特に脱穀は本当に機械なしではキツイ作業なのはわかっていたので、作業委託する氣まんまんだったのです。

スペースやいろいろ貸してくださる農家さんも「うんうん、できるよ」っておっしゃたので、その氣でいたのですが・・・・

 

いざ、お願いしようとしたら

 

ササニシキ

 

だということが大きな壁となりました・・・

 

ササニシキを栽培している農家さん、おそらく原村にいらっしゃらないのです。

あとで知ったのですが脱穀の機械は、ほかの機械と比べてかなりデリケートで、違う品種をやったあとは掃除しないと混ざってしまう。そうすると販売価格などにかなりの影響が出る。

そんな状況の中、全然知らないシロウトたちがやっているササニシキをやる手間とリスク。

 

それは、作業を請けてくれないですよね・・・・

 

というわけで、誰も脱穀作業を請けてくれる感じではなく、あてもなくなってしまい、呆然としていました。

 

そして・・・

順調にみえた穂たち。

 

いもち病にかかってしまいました。

なんか、枯れているところがあるなぁ・・・と思っていたら、これがうわさのいもち病。

よくよく調べるといわゆるカビみたいなのですが、成育がうまくいかなくなってしまい、収量が減ってしまうと。

 

水見が悪かったのか。温度が低かったのか。

 

みんなでいろいろ考えましたが、入り口付近だけでなく、暖かかったであろうところもいもち病になっており、

今年は天候のせいも大きいのだろうなということに。たくさんの学びがありますね・・・

 

いもち病で枯れていくこともあり、ベテランのお米農家さんのアドバイスもあって早めに稲刈りをすることにしました。

ササニシキの作業委託で心折れていたこともあり、手刈りで。

子どもたちも手伝いました。

結ぶのが・・・大変・・・・

 

結局土日2日まるまるやって、半分くらいしか終わらず、メンバーにも明らかに疲れがみえてきたとき・・・

一緒に田んぼをやっている西尾さんが、「こんな人に会ったよ。小麦でも頼もうかと思ってる」と素敵なチラシをくれました。

 

「木と土」の里山暮らし、サポートいたします。と銘打った、「手伝う屋 ほく杜」さん。

農作業サポートもしてくださる、シェア田んぼも経験されている、ご自身で田んぼもやっていらっしゃる。プロフィールを拝見してすぐ電話しました。

 

脱穀に困っています・・・ササニシキを受けてくれるところがなくて・・・と相談したら、引き受ける方向でお返事をいただきました。

えええええ。あrがたい・・本当にうれしい・・よかった・・・

 

ついでに、「刈り取りが終わっておらず・・・」と相談をしたら、バインダーを持って来てくださるということ。

次の日にバインダー持ってきてくださいました!!ありがとうございます!!!

というわけで、今回は半分くらいは機械にお願いしました。

それでも、運び出してはざかけする作業は結局1日かかり。

へとへとになりながらも、やっと終わった安心感と脱穀まで氣が抜けない感じ。

手伝う屋さんのおかげさまで、本当に先が見えてきました。ありがとうございました。

 

もし必要な方がいらっしゃいましたら、ぜひブログをみてみてくださいね。
http://tetudauhokuto.livedoor.blog/

手伝う屋さんの小川さん。

 

チラシはこちら

 

来年以降どうしようか課題は残りますが、やるべきことも見えた稲刈り。

本当にありがたかったな。

 

脱穀まで氣がぬけませんが、ようやく先がみえました。