森林アートセラピーに家族で参加してきました♪

こんばんは。八ヶ岳西麓・長野県原村は、夜でも14度あり、暖かい日となりました。

今日は、家族でお友だちの芸術療法士・西川直子さんの森林アートセラピーに参加してきました。

直子さんは、イギリスで本格的にアートセラピーを学ばれ、一時期は病院で専門的に治療に関わっていたたしかな技術をおもちのセラピストさんであり、自給自足的な生活に取り組まれ、丁寧なくらしを実践されている素敵なお友だちなのです。

 

そんな直子さんがずっとやりたかったという森林アートセラピーの活動を少し前から始められているときいて、「これは家族で参加しなければ!」とよく内容もきかずに(笑)申し込んだのでした。

当日になって息子たちに「どこいくの?なにやるの?」といわれても、

「わかんないなー・・森の中でアート?」と適当にこたえるしかなく、そのうち次男が

「もう!!勝手に申し込んで!!やらないから!!怒」

とめちゃくちゃ暗雲たちこめるスタートになったのですが、どうやら自由に自分の好きなものを作ることができるらしい・・と氣がついたらスイッチがガチャンとはいったらしく、ウキウキ参加してました。

 

この森林セラピーはみんなで森の中を歩きながら、道中にある植物の知識などもいただきつつ、最初みんなで活動範囲を確認します。

そして、この中にある素材を使って、自分がキモチイイと思った場所で、好きな作品をつくってみよう

 

というものです。軍手もなし。道具ももちろんなし。完全にこの森の中にあるものと、自分の手だけでつくるのです。

 

素敵な森の中でおもいおもいの時間を過ごし、作品をつくります。

 

わたしは、偶然にも長男とすごく近い場所におちつきました。

森にはいったときから、「なにか、妖精的なものを表現したいなぁ・・・枯れ葉とお花でそういう世界かなぁ・・」とぼんやり思っていたのですが、いざ、目の前の枝、枯れ葉、まつぼっくり・・いろんなものをみていたら、祈り、お祭りを表現したくなりました。

 

そう、阿久遺跡におりたったときにおりてきたイメージ。自分はこの場で祈りをささげていた、少年だっただろうという記憶。

そのときの祈りは、いろんな存在たちが一緒にやっていたというイメージ(龍やいろんな大きな存在たちも集まって大きな大きなお祭りだった)

 

そういう思いと、妖精たちの世界の魔法陣みたいな細かいところも。

タロットの世界観とあわせて作ってみました。

・・ってわかりづら!!笑

 

白樺の皮でかこったのは、魔除けの結界的イメージ

真ん中は祭壇ですね。

ちょっと御柱っぽいですね。そして上にはくるみの殻を。

 

そして、外側には大きな枝で龍や蛇を表現し、入り口には外界からの侵入をふせぐ存在もつくりました。

むかって左側の女性性のところにはこのお祭りの時だけに使う花(ここらへんには花がさいてなかったので、川辺のほうまで降りてつませてもらった)、柔らかいイメージの枝

むかって右側の男性性のほうにはたけだけしいイメージの枝

 

そして妖精を表現するまつぼっくりはタロットの世界の大循環を示す21。それぞれの立ち位置も実はちょっと考えながら配置しました。

 

まあ、マニアックな世界ですな。

作品ができあがったあとは、その場で座って、祈りの記憶を味わっていたり、ぼーっとしたり贅沢な時間をいただきました。

 

オットの感想は「マニアックですねぇ・・・」でしたね。やはり笑

 

そして長男の作品は、「石あてゲーム」。石を木の棒にあてて倒すというシンプルなゲームなのですが、

極力枝をおったりしない、非常にエコな作品でありつつ、「せっかくだからみんなで楽しめるものがいい」といういかにも長男らしい作品でした。

枝の横には、白樺の皮で「石あて」と書いてあります。(枝でけずって字を掘った)

 

石置き場は石が沈んで見えなくならないよう工夫してありました。わかりづらいですが、ここにも皮で「1人3回まで」と書いてある、細かさ。

 

みんなで楽しめるっていう感じが本当に長男らしいな。

 

そしてオットの作品。

岩と岩の隙間につくった「大地を支えるアトラス」だそうです。

ギリシャ神話のアトラスのように、「俺がささえなくちゃ!!」ってがんばっている人の図。

下の白樺の皮には「オモイ」と書いてあり、重いと想いがあわさっているようです。

そんなにがんばらなくても、実は大地は崩れないし、ぬけてもいいんだよ、がんばりすぎなくてもいいんだよっていうメッセージらしいです。

 

なんだ・・教養もにじみだしてきててちょっと深いではないか・・・

枝も「人」っぽいし、なんだかすごいな。

Youtube大学でギリシャ神話学んでおいてよかったぜ・・笑

 

なんか、オットも楽しそうだったな。表現するってすごいな。

 

そして、最後は次男。

次男らしく、実物大のテントのように過ごせる場所を作っていました。時間切れであいにく間に合わなかったんだけど、大きな素材を自分で集めて、自分なりにバランスをとりながら組み立てている様子はさすがでした。

 

そして奇しくも、テントの入り口が「人」の文字になっていて、オットとかぶるではないか・・・

 

しかし、長男とオットは二人だけ白樺の皮に文字を書いていて

次男とオットは「人」っぽい表現になっていて

わたしは・・ちょっと毛色が違ったけどオットとは違う角度で「みんながしあわせになる世界がいいよ」の方向性だったし

 

家族それぞれの個性だけど、それぞれつながっている感じがおもしろかったですね。

 

みんなで作品を紹介して、感想をシェアするのはとても楽しくて豊かな時間でした。

一緒に偶然参加したお友だち親子も本当に素晴らしくて・・・

 

終わった後はくらしまわりの山越典子さんのおにぎりとお茶をいただき、本当にしあわせでした。

たけのこご飯のおにぎり・・美味しすぎた・・・次男3つも食べた…

 

家族でなかなかみられない一面や、持っているよさを確認できたし、なによりオットのことも再認識できて、本当に豊かな時間でした。

森林アートセラピー、おススメです。

毎月開催するようです。タイミングあえばぜひ。

FBページ→https://www.facebook.com/events/924262505093095

ページより抜粋。

【開催日時】
第2金曜日 13:30〜16:00
5/7(金)6/11(金) 7/9(金)
第2土曜日 13:30〜16:00
5/8(土)6/12(土) 7/10(土)
【会場】
「くらしまわり」近くにある森
(富士見町境地区/信濃境駅から車で5分)ご予約の際、道案内いたします。
【料金】
大人¥2,000
こども¥1,500(小~高校)
親子割¥3,000
お茶菓子+¥200
★雨天の場合、屋内にてアートセラピーを行います。
★予約制/定員6名
【予約先】
cafepatchwork@gmail.com
または 080-6783-3529(西川)
【講師プロフィール】
森のアートセラピストNAO http://patchworkcafe117.com
森林で自然素材を使う創作をして心を癒す森林アートセラピーを考え出し、2008年、日本森林学会にて発表する。同年、英国ダービー大学アートセラピー学科修士。2012年 長野県移住。2020年~「アトリエももも」「アトリエ はなうた」「くらしのアート」などをアトリエ 活動を地域で展開中。