正直な気持ち

これはずっと書こうかどうか迷っていたこと。
スピリチュアルを日常で実践しようとしている私にとって、とても難しい内容だった。
賛否があるのはわかっているけど、正直な気持ちを書こうと思う。

先日、茨城県産の無農薬玄米を買った。
茨城県産のものを買うのは震災以降、実は初めてだ。

3歳の息子がいる。そしてただいま妊娠中。
やっぱり考えるところは多い。

震災以降、被害の状況ももちろんだけどずっと原発の状況が気になっていた。
爆発が懸念された時期には、家族で甲府にまで避難旅行をしていた。

その後、しばらくは窓もあけず、換気もせず、洗濯物は部屋干し。
風向きをみてから外出し、雨が降ると外出はしない。
料理にはすべてミネラルウォーターを使い、息子は飲み水もすべてミネラルウォーター。大人の飲料水は蒸留水を使う。

岐阜へ避難するよう強く主張した主人と、私が見いだした東京での生活だ。
換気や洗濯物はさすがにもう、気にせずにやっているけど、雨降りの後はすぐさまシャワーを浴び、料理に対する姿勢は変わっていない。

一番の悩みは食材をどうするか、だ。

愛で包めばいい。
大丈夫だと思えばいい。

・・・そう思おうとしたけれど、私の体験と感覚がノーという。

手放しでは、できないのだ。

昔、広報の仕事をしていた頃、たくさんのマスコミ取材対応をした。
中にはテレビの取材もたくさんあった。
その中で、どちらかというと、嫌な思いをたくさんしてしまったのだ。
ストーリーありきの取材。それに沿わない場面は躊躇なくカットする。
時には強制的に場面を設定するよう指示してくる・・・

もちろん、それがマスコミのすべてではないことはわかっているのだけど、私の経験上、基本的にマスコミは信用していない。

そして、投資家への開示という仕事をしていた私からみると、
やっぱり国や東京電力の開示に対しては全く信用していない。
フツーの上場企業があの開示をしたら・・・ただでは済まない・・・それくらい、ひどいと私は思っている。

だから・・NHKですら、正直私は信用していない。

あー、ネガティブな内容になっちゃったな。
決して今、暗いわけではないんだけどね。どーしても、前置きは暗くなりますな。

でもね、そろそろみんなが情報を選別し、自分で考えて判断する時代に入っていることを強く感じるのだ。

今回の一連のできごとは、自分がどこに価値をおきたいか、そして何を選択していくか、を真剣に考えるとても良い機会だったのではないかと思う。

もう、一方的に与えられたものを「はい、そうですか」というのはおしまい。
一人一人が選択をしていく時期がきたんだろうね。

疑いだしたらきりがない、それはわかっている。
だからこそ、判断にはね、バランスが必要だね。不安からの判断ではなく、愛に基づく判断が。

最近は、ありがたいことに国の基準ではなく独自に基準を定め、自主的に検査をして公表した上で販売するところが増えてきた。

野菜については本当にいろいろと試行錯誤したけれど、今、とても誠意を感じているのはパルシステム。検査も開示も、がんばっている感じを受ける。
オイシックスは・・・ちょっとアピールのため、という印象が強いかな。開示の姿勢が今ひとつ。

そして今回購入したお米やさんも、土壌検査を含め、ちゃんと検査過程を示し、結果を示した上で販売していた。

なので、私は自分のアンテナに誠意を感じられたお店からであれば、どこの産地のものであろうと、多少値段が高くても、購入しようと思う。
そういうところは心から応援したい。

売る側も、買う側も、自分で考えて行動する。
今までより確実に負担は増えるし、大変だなぁと思うことは多いけど・・・
これも、やっぱり学びなんだと思う。

自分で選択した世界を生きる。
スピリチュアル実践としては、またとない学びの場だね。

感謝しながら、今日もご飯をいただきます