遠隔でハタラク

2019年2月11日

最近、いろいろと思うところがあってFacebookでの投稿を少し増やしている。

(もし興味がある方がいらっしゃれば、個別メッセージくださいませ。)

その内容を少しアレンジして、こちらにも。

 

わたしは2014年に約40年住み慣れた東京から、長野県の原村へ移住した。

このブログで綴ってきたとおり、移住の決断は長男が小学生になる前に、と思っていたので、特に迷いはなく、どちらかというと即決(笑)だったのだけど、一番の不安材料は仕事だった。
これは都市部から田舎へ移住を考える人にとって、同じ悩みがあるのではないかと想像する。とにかく、ホワイトカラー的な仕事が田舎には少ないので。

 

システム構築のディレクションはやってきたけれどプログラマーではない、ウェブの立ち上げをやってきたけれどデザイナーではない、事業計画の作成や予算管理、経営者へのサポートといういわゆる「つなぐ」仕事がキャリアとなっているわたしにとって、田舎に暮らす=ゼロからのスタートになるのと覚悟が必要だった。

移住を決断してから、当時のクライアントさんに話す時は、これでおしまいになるだろうな、と覚悟していたのだけど、その方は遠隔でもいいから、と仕事の継続を申し出てくださった。

そのクライアントさんとは今は離れてしまったけれど、その時の申し出がどんなに心強かったか。感謝してもしきれないほどありがたかったのだった。

 

そして、移住が決まっていることを知りつつも、全面的にわたしを信頼してくださり、仕事をお願いしたいと言ってくださる社長さんもあらわれた。

今、その会社では遠隔でお仕事をさせてもらっているのだけど、遠隔で働くのはイメージとしてはイマドキだし、「いいね!」という感じだけど、遠隔ならではの難しさが伴う。話して1秒で終わることが下手をすると数日かかったり、変なこじれ方をすることもあるのだ。

 

何より、仕事を生み出す社長さんの苦労は相当なものだと思う。ここなら遠隔でできるだろう、といつも思いを巡らせてわたしに相談をしてくれ、対価もいつもきちんと考えてくださるので、本当にありがたい。

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遠隔で働くのは大変なこともあるけれど、おかげさまで子どもとの時間もきちんととれるし、後悔のない子育てにはとてもありがたいシステムだと思う。

一方で、普及しつつあるクラウドワー○スなどにある求人情報の相場はかなり悲しい状況になっていることも事実。

ある本には「遠隔でフリーランスを使えば安く使えますよ!」なることまで書いてあり、憤りを感じたのだった。

近いうちに、ここ数年で体感してきた遠隔で働くためのポイントみたいなものをまとめようと思っている。

きちんとお互いがしあわせな遠隔ワークが広まっていくことを心から願ってやまない。