ママをやめてもいいですか?上映会(ヤツガタケトークセッション×諏訪地域学)

こんにちは。八ヶ岳西麓の長野県原村では、今日はすっきりと晴れわたり、氣温もあがって残暑らしい日になっています。

昨日、八ヶ岳自然文化園で開催された「ママをやめてもいいですか?」の上映会においてトークセッションに参加させてもらってきました。

映画の情報はこちらから。全国でも上映会、開催されているようです。ぜひぜひ

http://www.umareru.jp/mamayame/

 

今回の企画は、お友だちでご近所さんでもあり、星空の映画祭のメイン裏方さんでもあり、たくさんのキーとなるイベントの立役者&みんなにとっての力強いサポーターである堀之内通子ちゃんの担当企画である「ヤツガタケトークセッション×諏訪地域学」の企画で、子育てをテーマにした内容でした。

 

ご一緒させてもらったゲストスピーカーのお二人も、八ヶ岳でそれぞれの素晴らしい活動をしていらっしゃる方々。

お一人は、藤森朋子さん。

わたしが移住直後からお世話になっている「ママと子どものお話会」の共同代表でもあり、ゴッドハンドを持つスーパーセラピストでもある朋ちゃん。本当の自分で輝けるためのボディ・メンタル双方からのがっつりしたアプローチは朋ちゃんならではでわたしもずいぶんお世話になっています。

朋ちゃんのウェブサイトはこちら→https://sincerely-luna.com/

Sincerelyのフラワーオブライフ施術☆人生の転機に心とカラダの双方から変容を☆

 

もう一人は、田島千絵子さん。

20代のころから自然農をはじめ、意識高くこれからに大切なエッセンスを学びながら現在は北杜市に移住され、「産前産後 YORISOISHI」として活動中。ご自身はお二人のお子さんを持つシングルマザーでいらっしゃり、お若いのに様々な人生経験を積まれており、ご自身の体験から困っているママに寄り添いたい!!と熱心に活動をしていらっしゃいます。

千絵子さんのブログはこちら→https://note.com/yorisoi_checche

産前産後YORISOISHI掲示板山梨→https://www.facebook.com/yorisoi.yamanashi/

左から堀之内通子さん、藤森朋子さん、わたし、田島千絵子さん

 

映画は、いろんな角度からママの実情を数名の方々の日常の密着という形を中心に、子育てにまつわる社会に横たわるテーマについて訴える素晴らしい内容だったと思います。


そして、全体を通して感じたのは、社会問題であるということ。
もちろん、ママが自分の感情をきちんと伝えたり、つらいっていったり、助けてって言えるよう、自分のコミュニケーションを大切にすることは本当に大事なことなのですが。


育児休暇をとりたくても、とれない。早く帰れない。
(とれても年単位ではなく、日単位だったりとか)


とか


ほとんどの人がベビーシッターを頼めない経済環境である


とか

労働環境、経済環境、いろんな問題がかなり根深く横たわっているとまざまざとみせつけられました。先進国として世界が取り組んでいるレベル感とは本当に全然違うんだろうな・・・とも思ったり。
そして、まじめで罪悪感を感じやすい人にたくさんのしわ寄せがいってしまっているのだな・・とも。


それでも、八ヶ岳は心あたたかい方々、有能で前向きな方々が集まっているから、「助けて」って言いやすい環境で、繋がりやすい環境で、いい環境なんだと思います。
実際、あの上映会に足を運んでくださった皆様はそういう意識が強く、心強いサポーターとなっていかれる方々だと会場を見渡してとても感動しました。

愛でつながることはとっても大切だし、素晴らしいこと。
実際、わたしも多くの友人に助けられ、昔は言えなかった「助けて」と言えるハードルがすごく下がってきたことは実感しています。

一方で、やはり、社会的に変えていかなければ解決しないことも多くあることも事実で。
そこに、何らかの形で問題意識を持っていくことも本当に大切だと痛感したのでした。

そういうことを踏まえて、日常でできることをやっていかないとなと氣持ちをあらたにし、仕方ない、となる前にできることを見つけていきたいなと思ったのでした。

・・・ということを、言えるのも、考えられるのも、素晴らしい企画をしてくださった八ヶ岳のみんなのサポーター、堀之内通子さんをはじめ、準備をぜーんぶしてくださったスタッフの皆様、そして一緒に安心感の中でトークをさせてもらえた藤森朋子ちゃん、田島千絵子さんのおかげさまです。ありがとうございました。

で、やはりこれからリアルに考えていく必要があるのは「本当にそんなにお金を稼がなくてはならないのか。本当に必要なところはなんなのか」ということを含め、特に食、住のあたりを見直していくことかなと思います。教育も、そこまでお金をかける対価が今の大学にあるのかとか・・・いろいろね。


とまあ、こんなことを考えつつ、今日も畑に足を運ぶのです。

今の子どもたちが大人になるころ、のびのびと命をつないでいかれる環境になるために、できることをやりたいな。

原村生活

Posted by Miyo