毎日、しあわせ。
東京に住んでいたマンションからの日の出。
確定申告も終え、落ち着くまもなく、卒園、入園のこと、
そして仕事のこと・・
あっという間に日々が過ぎていってしまう。
昨日は、あの日から4年の日。
あの日のおかげで、わたしは考え方を大きく変えるきっかけをもらった。
当時、長男はもうすぐ3歳。次男はまだいなかった。
主人は、渋谷の近くで仕事、わたしは東京の立川にでかけていた。
なぜか、電車でいくはずの立川に直前で車で行くことを決めたおかげで、
地震で交通機関が麻痺している中、奇跡的にスムーズに帰ってくることができたこと。
エレベーターが止ったマンションの非常階段を、
長男が一度も「抱っこ」と言わず、歌を歌いながら28階まで登ってくれたこと。
主人とは早くに連絡がつき、その日中に家族全員がそろい、
観葉植物だけが犠牲になった家の中で普通に眠りについたこと。
いろんな奇跡のおかげで、今がある。
あれから4年目の今日は、原村の新しいお家で迎えることになった。
しばらくは、言いようのない罪悪感と不安な氣持ち、焦燥感。
様々な感情がごちゃまぜになって、わけもなく泣いていたあの日々。
自分が住んでいる世界は、こんなに脆いものだったのだ、
と突きつけられたあの時。
あの時の感覚は正直に言うと薄れつつあるけれど、
何かを決めるときの軸になっていることは間違いなく、
今を大切に生きようという氣持ちは変わらない。
毎日、とってもしあわせだ。
唯一、一人静かになれる早朝で、
そっと祈りを捧げようと思う。
そして、あと少しで起きてくる主人に、
いつもより多めにありがとうを言ってみよう。
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