クリボウ・マジック

2019年2月11日

大変しつこいようだが、7月下旬に初めて手にしたクリスタルボウルがたったの4日という滞在期間で割れてしまった。

導かれて購入した実感があったし、何より大変高価だったので(ルイ・ヴィトンの新作が買えちゃいそうなお値段よ)割れた直後は、何よりショックが大きかった。

4日って・・・
ほかにもそういう方、いらっしゃるかな、とブログをいろいろ見てみたけどさすがに4日って・・・いないんだよしかも粉々は・・・

ただ、その後面白いように金銭的ダメージもなく、新しいクリボウちゃんもきてくれたので割れた瞬間に感じたことを思い出せるようになってきた。

実はあまり認めたくないのだけど、買う直前から「割れるんじゃないか?」という感覚が頭の端っこをよぎっていた。
ただ、どのボウルを手にしてもその感覚は消えず、私は思考で「3歳児がいるんだから仕方ない心配だ」とその感覚を観察し、それでも欲しいという気持ちを尊重して購入に踏み切った。

でも、相変わらず消えない「割れる」という感覚。

だから、割れたとき「ああ、やっぱり・・・」とどこかで思っていた。

そして、割れる瞬間。
とってもとってもスローモーションだった。

駆け出す息子。振り下ろされる足。
粉々になっていくクリスタルボウル・・・

すべてがスローモーションで展開され、壊れた瞬間、なんと表現していいのかわからない感覚、そう、パラレルワールドを移動して、別の次元の世界に入ったかのような感覚があった。

そして、落胆する思考をよそに、ゆっくりと浮かんでくるのは・・・

新しい世界だ・・・
ここはさらに良いことがおこるよ・・・
さくらひめさんのお母様もきっと大丈夫・・・
(ちょうどその頃、検査で病院に行かれる話を記事で知っていました。)

周りの景色は何一つ変わっていないし、現実には目の前に泣き叫ぶ息子と割れたクリスタルボウルが展開されているだけなのに、私は初めて「パラレルワールド」を意識したのだ。

そんなゆったりとした?時間が実は過ぎ、息子に奇跡的に怪我がないことを確かめると、後は・・・普通の感情ですね。落胆と向けようのない怒り、どうしてこんな?という疑問・・・それが次々とわいてきた。

ただ、その感情も以前を思うと面白いくらい短期間で消滅し、後はトントンとショッピング保険を発見し、申請してお金が戻り、新しいルビーちゃんのクリスタルボウルがやってきた・・・という展開だった。

そしてね・・・

実は、先日妊娠が判明した。

私は新しい卵ちゃんが誕生した瞬間、それがクリボウちゃんが割れた瞬間だとなんとなく感じている。

計算すると合うんだもーん。

まだ安定期ではないので、記事にしようか迷ったけれど今回は楽観できそうな、そんな気がするので思い切って書いてしまった。

うーん、だからルビーちゃんが新しくきてくれたとき、「子宮の中みたいだなぁ」なんて感じたのかしら。

すごすぎです、クリボウちゃん