宇宙人に会った話

2019年2月11日

宇宙人に会ってみたい・・・子供の頃からの淡い夢、それは4年前に達成された。

スピリチュアルな世界では、多くの人が様々な惑星から地球に転生してきており、ほとんどの人が実は「宇宙人」らしいのだけどね。

中には最近転生してきた宇宙人もいるから、「まだ地球になじめていない」宇宙人もいるらしい。

4年前、私がまだ西麻布の片隅で朝早くから夜中まで仕事に精をだしていたころ、当時の唯一のスピ友、Aさんがおっしゃった。

宇宙人に会ってみたくない?

え、ええ、会ってみたいですけど、と私。

じゃあここに行ってみるといいよ、と名前を教えてくれたのは、あるクリニック。なんと会社の近くだった。

クリニックに宇宙人?しかもHPでの情報はほぼなし。予約の電話対応もごく普通。はてさて。

好奇心旺盛な私は、忙しい合間をぬって会社を抜け出し、クリニックへ行ってみた。
雑居ビルの中にあるそのクリニックは、看板もでていないし、立地もお世辞にもいいとは言えない。怪しさ満点である。

早速中に入る私。診療器具らしきものはほとんどなし。通路とデスク、そしてよくわからないグッズが目に入る。
部屋には一人。先生は、おそらく電話にでた方で、この方が宇宙人なのか?もちろん見た目は普通の男性だった。

簡単な問診の後、全身写真を前後で撮る。

その後、写真をみながら細かく診ていくということで、1時間くらいかかるらしい。
1時間後に戻ってきてもいいですよ、どうしますか?と言われたが、私は興味津々でデスクの横の椅子でずっとその様子を見学させてもらった。

写真をみながら、多くの小さな引き出しをあけ、中にぎっしりとつまったカードを照らし合わせながら何やら照合させている様子。
頭から足先まで、丁寧に丁寧に、カードを取り出し、しまい・・・を続けてサインペンで写真に書き込み、パソコンにデータを入力していく。

そのカードには・・・摩訶不思議な幾何学的な記号が書かれていた。

こ、これは・・・何

見たこともない模様が何百枚のカードに書かれている。

これは、宇宙の文字だ!私はそう感じた。
先生は無口で、あまりコミュニケーションをとるのが得意でないのかな・・・という雰囲気。こ、これは・・・まだ地球に馴染めていない宇宙人に違いない。

1時間後、私の診断結果がA4サイズ1枚のレポートとして完成した。
紙にはほぼ隙間がないくらい、様々なデータが書かれている。

気のレベル、住環境や染色体、遺伝子ノイズ、病原体やウィルス、化学物質、寄生虫・・・それはそれは細かいデータ。そして、私の身体にはこんなにたくさんの菌やウィルスが存在しているの??と軽く目眩がした

診断には、様々な症状についてその兆候の有無が書かれていた。

先生はあぜんとする私に向かって、

ほとんどの人がいろんな菌やウィルスを持っていますし、兆候があったとしても発症しておらず、今の状態は問題ありません。西洋医学の先生にみてもらっていて問題がなければ治療する必要はない状態ですよ。

とおっしゃった。

そ、そうか。よかったぁ・・・

私は、当時は特に身体の悩みは自覚しておらず、目的は「宇宙人に会う」だったから、目的は達成されたし、とても満足だった。

宇宙人遭遇、としては随分と地味だけどそれでも十分満足だった。
そうかー。やっぱり地球には宇宙人がきているんだなー面白い!

そして、目的が達成された私は、特に身体の悩みもなかったので、診断レポートは記念品として保管していた。

昨日、ふと思い出して診断レポートを見直してみた。

わわわ、子宮筋腫に内膜症、腰痛の兆候・・・当たってるその後に症状があらわれたものばかり、「中程度」の兆候になっていた。
メンタル面での「不安」って・・・当時は確かに不安で一杯だった・・・

さすが、宇宙人先生。

というわけで、4年後にあらためて宇宙人先生のすごさを実感した私は、主人も診てもらおうかなーと思い立った。

データびっしりの診断書を主人に見せながら、

「ほら、宇宙人だよね、これこれ、すごいでしょ??」

と言ってみると、スピ嫌いな主人も珍しく

「こ、これは・・・宇宙人だね」と言ったのだ。

連絡してみると、変わらずにクリニックは続けていらっしゃるご様子。
写真を送るだけで診てもらえるので、そのうち送って診てもらおう。

どんな結果かなー。わくわく