対症療法とのバランス

2019年2月11日

スピリチュアルに興味を持ち、いろんなことを学び始めてからどこかで読んだもので、とても印象的なお話がある。
正確には思い出せないけど、こんな内容だったような・・

とても信仰深い人が、おぼれそうになっていた。
その人は助けてくれるよう、神に一生懸命祈った。

すると、つかまるのにちょうどいいモノが流れてきた。

その人は、神様が助けてくれるはずだから、とそれにはつかまらなかった。
そして再び祈った。

すると、救命ボートがやってきた。

その人は、やはり神様が助けてくれるはずだから、とその助けを断った。
そしてまた祈った。

ついにヘリコプターがやってきて救助しようとしてくれた。

その人はやはり、神様の助けを信じ、それを拒否した。

そしてついに、その人は死んでしまった。

神様にあったその人は、神様になんで助けてくれなかったのか、問いただした。
すると、神様は

「私はたくさんの方法であなたを助けようとしました。それに気づかなかったのはあなたなのです。」

※  ※  ※  ※  ※

今回の次男の件は、まさにこんな感じだったように思う。
皮膚科や小児科をまわりながら、いろんな所見を聞き、迷っているときに、アトピーと食物アレルギーをもつ女の子のお母さんと友達になって、ステロイド治療のことを聞いた。

そして、インターネットで調べているうちに、ステロイドの使用をずっと拒否し、自然療法だけで湿疹を治した人のブログをみつけたのだけど、治療には2年以上かかっており、その間の子どもさんの状況は・・・私にはとてもかわいそうに思えた。

随所でいろんなメッセージがあったにも関わらず、私はどうしてもステロイド使用にためらいがあった。

大学時代の友人は長期のステロイド使用により、かなり身体が弱っており、ステロイド断ちをやっていたけれど・・・見た目も含めて、それはそれは辛そうで、友人は常に嘆いていた。

主人の乾癬でステロイド長期使用の怖さも間近でみている。

そういう経験からの刷り込み・イメージがためらいの根拠だった。

さらに、やはり精神世界を学んでいくと、身体からのサインをむりやり抑えるのはよくない、とされることが多々ある。

湿疹は不要なものを排出しているサイン、といろんなところで書かれていたし、そう指摘したお医者さんもいたので、私はなるべく排出を促してあげたい、と思っていた。

幸い本人は痒がっていなかったので、どんなに見た目がひどくなっても、ステロイドで抑え込むのはやめよう・・・と。

実際、ホメオパシーとか、フラワーレメディとか、いわゆる「非科学」とされている微量エネルギー治療の世界では、ステロイドは「悪者」と位置付けられている場合が多くて、そういうこともあり、私も「ステロイドを使ったらダメ」と思い込んでいた。

でも・・・
対症療法もやはりバランスをとりながら取り入れて行くべきだ、と今回のことで痛感した。
悪循環を一回断ち切ることも必要だものね・・・

しかしながら、次男の湿疹の原因となっていることは今の医学ではわからないらしく、「何かのきっかけで」肌のバランスが崩れ、その後悪循環を引き起こしたのだろう。そういう崩れやすい体質なのでしょう、ということだけだった。

ということは全部抑えても、原因がなくならないかぎり、また再発して薬をしようしなくてはならない可能性が十分にあるということなんだ。

ストロイドを始めとした対症療法は、根本を治療するわけではなく、その症状に対して対応した治療なので、同じような症状を繰り返す場合も多い。
要は、出火原因はわからないけれど、とにかく火を消して回れ・・・みたいな感じだ。

それに対して、フラワーレメディなどは、いわゆる出火原因に対するアプローチをしていくものなので、時間はかかるけど治ってしまえば再発することはほとんどないという。

次男には、今の病院での指導で治療を進めつつ、こういう原因に対するアプローチも並行してできたらな、と考えている。

主人の乾癬も、きっと同じことなんだろうな・・・

いくらスピリチュアルを学んでいろんなツールや方法を知り、使えるようになったとしても、今、こうやって肉体を持ってこの次元で生きている以上、その次元にあった方法を選択していかなくてはね。

ついつい、「やるなら根本を治療せねば!」みたいに極端に走っちゃうんだよなー

反省反省・・・

おかげさまで次男の治療は今のところ順調で、先生にも褒められた。

この治療と並行して、まずはオステオパシーを試してみようと思う。

フラワーレメディももうちょっと学んでから使ってみよう。

学ばせてくれてありがとう