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手術は無事に終わり、明日退院することになった。
幸い?、差額発生の個室しかあいてなく、メールもOKなのだ。
結局、卵が卵管を通って子宮に行く途中で、卵管に着床してしまったらしく、いわゆる子宮外妊娠だった。
あと少しだったのにな~ちょっと早かったよ、卵ちゃん。
私に似ておっちょこちょいだったね…
そして、左側卵管切除となり手術は開腹手術に。
予想を上回る痛みとの闘いが待っていた。
採血、点滴、内診、麻酔がとけるときの寒気、傷の痛み…
手術当日は痛みで身動きできず、ほとんど眠れなかった。
そして、落ち着いてくると沸き上がる様々な感情。
なぜ?
私はこの現実を望んでいた?引き寄せた?
もっと違う意識でいれば違う現実を引き寄せたの?
スピリットガイドさんにもお願いしたのにな~
…という、自分やスピリットガイドへの懐疑心。
起きている現実に意味はない、でもこの現実はなんなの?
…という、虚しさ。
赤ちゃんに会いたかったなぁ、という、悲しみ。
一方でたくさんの方にサポートされ、支えられていることを実感した幸福感も。
特に、息子は手術中もずっと起きて待っていてくれて、私が帰ってきて運ばれていくなかで、「おかーさん、おやすみ!」と声をかけてくれた。
普段夜8時には寝る息子にとって夜の11時まで起きていることはかなり大変だったと思う。
これらの感情はメリーゴーランドのように浮かんでは消え、浮かんでは消え…
そして、病院の白い天井を見ながらボーッと思った。
起きたことに意味付けすること自体、意味がないのかもと思う。
だけど、どうしても今回のことはなんだったのか、知った上で前に進みたい、と。
スピリットガイドさんに理解したいからきっかけを教えてほしいと頼んだ。
すると…
そういえば、病院で救急に行くよう言われた時、普段仕事中は通じない主人の携帯がすぐに通じたな
病院に行くタクシーはすぐにつかまった
息子はすんなり母が岐阜へ連れていくと申し出てくれた
病院の先生も的確な説明と処置をしてくれた
部屋は幸い個室で妊婦さんとの同室は避けられた(同室は精神的にキツい)
いろんなことが、かなりスムーズに進んだことに気づいた。
ああ、今回のことは魂の同意事項だったのね。計画の一部。
そうか、ならちゃんと味わったよ。
納得して次に進めそうだ。
新しいサイクル、確実に始まっている。
充分に身体を休めてまた味わっていきたいな。
次は肉体的に痛くないのをお願いしたいな…