2023年田んぼ日誌①芽だし(4月1日~)
標高1000mの八ヶ岳西麓・長野県原村で、1反ちょっとを非農家の家族でシェアしてササニシキを育てることに取り組んでいる田んぼの記録です。
さて、ここの田んぼも4年目となり、だいぶスケジュール感覚もわかってきました。昨年の実績は
4月10日~4月16日 もみまき準備(芽だし)
4月16日・17日 田おこし
4月17日 もみまき
5月8日 ふみしろ①
5月15日・22日 ふみしろ②&③
5月28日・29日 お田植え①
6月5日 お田植え②
6月12日~8月10日くらいまで 草管理
10月16日 稲刈り
10月30日 脱穀
11月6日 秋起こし
でした。
だいたい例年通りでいいかと思ったのですが、今年はフキノトウも早く、桜も早く、いろいろ早いので、1週間前倒しで開始することに。
田おこしのタイミングで、もみまきもやってしまおうということで、芽だし開始です。
☆芽だしのスケジュール
もみまきの日:X
X-7日 塩水選別、浸種開始
X-6日 ~ X-3日 積算温度100度になるよう、温度をみながら浸種
X-2日 前夜に風呂の残り湯に一晩つけて、芽出しを確認したら乾燥へ
X-1日 乾燥
☆芽だしの手順
① 選別
比重1.17の強めの比重に設定して、軽い種籾を浮かせます。通常は1.13なのですが、強めの比重にすることで選抜を強くし、良い種だけを残します。(20Lの水に5kgの塩の割合)
塩水に浸かった種籾を流水で洗い流します。
② 温湯消毒
続いて温湯消毒。 60℃のお湯に10分程度漬け込みます。種籾の表面についているバカ苗病などの病 原菌を退治します。
籾を入れた瞬間に温度が下がるので、熱湯を注ぎ足しながら60℃をキープするのに手間がかかります。
③ 浸種作業
浸種作業です。
積算温度で 100℃になるまで浸種します。例えば、13℃の水温だと7 ~8日程度浸種します。
酸素をいきわたらせるために、1日になんどかゆらしたりします。
☆温度があがりすぎないよう十分注意しましょう。芽だししすぎると、苗が育ちません
④ 催芽
32度のお風呂の残り湯に1~2晩 つけて芽と根が膨らんだ催芽状態にします。 根と芽がぷっくりして「鳩胸」状態になるのが理想
4月8日に田おこし予定なので、4月1日から開始。
浄水シャワーから出したお水につけて、一日数回揺らしながら様子をみます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません