自己満足

むかーしむかし、学生時代に就職活動をした時、いろんな書類を書いていて、考えた末に私がたどり着いたのは・・・

仕事は自己満足である

だった。

学生と違って、全く同じ問題を一斉に解く、なんてこともないし、結局は自分でどこまで極められるか、そんな結論にいたったんだよね。

・・・でもまあ、これ、エントリーシートに書いたらことごとく通らなかったよ

この考えを東大にいった高校時代の親友に話してみたら、

「は?じゃあ、その自分の満足って誰が決めるわけ?」

えーと、それは自分だよ。自分がちゃんと成長を続けて行けば高いレベルで満足が設定されるでしょ。

「あのね、じゃあ、その高いレベルってなんなわけ?そんなあいまいな考えで仕事する人を会社が欲しがるわけないじゃん」

・・・・・

彼女がいうことはもっともで、私はショボーン・・・となり、結局違う切り口で書類をつくり、内定をいくつかもらった・・のだった。

なぜだかふと、このことを思い出した。

自己満足って悪いことなのかな。
よく、「ジコマン」って略されてひとりよがり、協調性がない、という意味で使われているけどね。

あれから20年。

いろいろな経験を経て、やっぱり「自己満足なのだ」と思えるようになった私。

外部に評価を求めない、比較しない、この素晴らしさを知った。

でも、軸はちゃんとね・・中にもっているよ。それを知っているからいろんなことに愛をもって対応できるんだよね。

その軸って結局何なの?ってところは・・これは自分にしかわかんないんだよね。

まー、ハートとか、ハイヤーセルフとか、いろんな表現はあるかもだけど、自分が今体験していることが、すべて「最善だ」と腹の底から思えれば、自ずと軸はわかってくるよね。

怒りの感情で支配されていても、「あー、ワタシ怒ってるな。こんなところにスイッチがあったののね」ってどこかで味わえる。

何かに振り回されないで、じっくりしっかり・・自分が描いた体験ストーリーを味わっていきたいな。

ゲームも、ある程度熱中できなきゃ、つまらないものね