シャドウと向き合う その参

2019年2月11日

なんだか重たいシリーズになっちゃったなぁ
シャドウっていうくらいだから、仕方ないか・・・

kirari333さんからのアイディアをいただいて、私も自分自身のシャドウを擬人化して捉えてみる事にした。

泣き笑いのような顔の子供。ひどくやせていて着ている物も貧乏そう。嫌悪感を覚える貧相さ。酸っぱいような鼻を覆いたくなる悪臭をはなっている。

・・・スターウォーズとはかけ離れているけど、ゲリーさんのよりはソフトかも・・・

さて。つい最近まで、私はシャドウとの付き合い方を知らなかった。
というか、シャドウに気づかなかった、いや、気づかないふりをしてきた。

大学まではとにかく受験に合格すること、それがすべてだった。
それなりに楽しんではいたけど、どこかで虚しさと恐怖を感じていた。
一時期、もし受験に失敗したら自分はどうなるのだろう、いなくなったほうがいいのではないか、と思うまで追い込まれていた。

なんとか奇跡的に現役合格を果たした私は、見事に両親の、母親の期待に応えたのだけど、今度は一気に目標を失ってしまった。

この先、どうやったら認めてもらえるのだろう。

そして、私はひたすら外部に答えを求めた。

自立した自分を演じるために多くのバイトをかけもちし、勉学に励みつつ(?)月20万以上を稼ぎ、バイタリティがある自分を演じるために突拍子もないことに挑戦してみたり・・・

外部から得られる評価とは裏腹に、がんばればがんばるだけ、満たされない感覚、虚しさが膨張していった。

当時お付き合いしてくれた彼はずいぶんと献身的に私に愛をくれたけど、根本の部分が満たされないため、私の自滅によってずいぶん傷つけてしまった。

そして、社会人になると私の答えを求めるターゲットは仕事となった。
とにかく働いた。27歳の時、年間で4日しか休まないくらいに働いた。

専門分野でなかった職でマネージャーになり、年収もかなりの額になった。
テレビにもちょっとだけど出た。
両親には胸をはって自分の仕事を語れるようになったし、高価なプレゼントをあげることもできるようになった。

でも止まらない虚無感。寂しさ。私の心の隙間はどんどんと広がっていった。

そしてそのひずみはついに健康優良児だった私の身体にも及んだ。

初めての妊娠で流産。
2度目の妊娠は、切迫流産と早産で2回の入院。

私はようやく、内側に答えを求めることに気付いた。

私は外側に答えを求めることで、シャドウに気づかないふりをし、無意識にシャドウを拡大し続けてきたのだ。

次は今、理解しているシャドウとの付き合い方について。
次でおしまいの予定