毎日、しあわせ。

2019年2月11日

日の出

東京に住んでいたマンションからの日の出。

 

 

確定申告も終え、落ち着くまもなく、卒園、入園のこと、

そして仕事のこと・・

あっという間に日々が過ぎていってしまう。

 

昨日は、あの日から4年の日。

 

あの日のおかげで、わたしは考え方を大きく変えるきっかけをもらった。

 

当時、長男はもうすぐ3歳。次男はまだいなかった。

主人は、渋谷の近くで仕事、わたしは東京の立川にでかけていた。

 

なぜか、電車でいくはずの立川に直前で車で行くことを決めたおかげで、

地震で交通機関が麻痺している中、奇跡的にスムーズに帰ってくることができたこと。

 

エレベーターが止ったマンションの非常階段を、

長男が一度も「抱っこ」と言わず、歌を歌いながら28階まで登ってくれたこと。

 

主人とは早くに連絡がつき、その日中に家族全員がそろい、

観葉植物だけが犠牲になった家の中で普通に眠りについたこと。

 

いろんな奇跡のおかげで、今がある。

 

あれから4年目の今日は、原村の新しいお家で迎えることになった。

 

しばらくは、言いようのない罪悪感と不安な氣持ち、焦燥感。

様々な感情がごちゃまぜになって、わけもなく泣いていたあの日々。

 

自分が住んでいる世界は、こんなに脆いものだったのだ、

と突きつけられたあの時。

 

あの時の感覚は正直に言うと薄れつつあるけれど、

何かを決めるときの軸になっていることは間違いなく、

今を大切に生きようという氣持ちは変わらない。

毎日、とってもしあわせだ。

 

唯一、一人静かになれる早朝で、

そっと祈りを捧げようと思う。

 

そして、あと少しで起きてくる主人に、

いつもより多めにありがとうを言ってみよう。