不干渉と励ましのバランス

2019年2月11日

少し前のことだけど、仕事関係で仲良くしているNさんとランチをしたとき、「Miyoさんって出産してからだいぶ変わったよねー。前はいろいろ悩んでたのにね。」という話題になった。
そうなんだよね。出産前は本当に、悩みばっかりだったな。
仕事、会社の悩み・・・
仕事自体の悩みだけでなく、中途半端に経営よりの立場だったから経営者でもないのにいろいろ考えちゃったりしてね。今思えば「おまえが考えてもしゃーないよー」って感じなんだけど、あの時は一生懸命だったな。
妊娠への悩み・・・
一度妊娠したものの、7週で稽留流産をしてしまい、ひどく落ち込んでいたんだよね。稽留流産は受精のタイミングでの遺伝子異常だから母体の責任はほぼゼロだって理解していても、「あのとき私が無理したから・・」なんて、半年以上自分を責め続けてた。
ま、こんなんでありとあらゆる占い(西洋、東洋、霊視、タロット、ルーンなど)やいろんなセラピー、レイキ、パワーストーンをジプシーし、ついには自分で占いまでやるようになったんだよね。
お金、いくら使ったんだろう・・・(遠い目)
一度こりはじめると突き詰めたくなっちゃう性格なので、かなり知識と経験はついたと思う。
そして、外から答えをもらうことに限界を感じて精神世界を勉強して、やっと自身の中に答えがあることに納得して今に至るんだよね。(これって納得するまでがなかなか難しいんだけど)
で、このての業界ってやっぱり玉石混合というか、ほとんどがまだ「石」な危険性をはらんでいるな、と実感した。
占いも私の感覚では1割の確率で信頼できる人に会えるとラッキー!って気がする。
今思えば、これらの経験も私にとっては大切な勉強の糧だったんだよね。
と・・・で、なんで不干渉が浮かんだのかというと・・
その時にNさんから、私がいろいろ経験してきたと話した後に
「で、結局どれが一番効果あったの?」
と聞かれたからだ。
Nさんは霊感占いにもたびたび通ったりしてたので、少し話ができるかなと思って話をしてみたんだけど、こう聞かれると答えは難しい。
結局は流れですかねー
とか、
やっぱり直感ですかねー
とか話してみても、なんか違う。
ハイヤーセルフとか、潜在意識とか、そういう言葉はやっぱり通じないし使えない。なんと難しいことか。
そして、話せば話すほど引き気味になっているNさんを肌で感じる。
で、「それって全然科学的じゃないじゃん」とコメントされてしまう。
私は結局、「瞑想したりして自分と向き合うことが一番だ」、ということを強調して、それ以上伝えることをあきらめた。
私にしてみれば霊感占いなんて「怪しげな、科学的ではない」ことにお金を払っちゃう、信じちゃうんだったらハイヤーセルフとか、目に見えないものを受け入れてもいいのになと思うんだけど、やっぱり人それぞれの気づきのステージがあるんだと思うしね。
そう、「不干渉の法則」。
目の前のNさんは確実にいろいろ悩んでいて、以前の私をみているよう。私はなんとか教えたいという気持ちも強かったんだけど、やっぱり「教えてあげる」のは違うんだなと実感した。
励まし応援はするけれど、求められないものは押し付けない。
押し付けてしまうと無意識に見返りやその後を気にしてしまうしね。
それは、やっぱり違うんだと。
バランスをとるのはすごーく難しいんだけど、これはやっぱり基本なんだな。
昔から結構おせっかいの気がある私は、こういう学びが難しかったんだけど最近は自然と見守る姿勢をとれるようになってきた。
主人にだいぶ鍛えられたかな・・・